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セラミック歯の寿命が来たら?交換の目安とは

セラミック歯は、人工歯の中でも長持ちしやすい装置ですが、寿命は存在します。当然ですがセラミック歯の寿命がやってきたら新しい人工歯に交換する必要があります。セラミック歯に不具合がある状態で使い続けると、さまざまなトラブルを引き起こしかねないため十分な注意が必要です。そこで今回はセラミック歯の寿命と交換の目安について、円町のたかはし歯科医院が詳しく解説します。

 

▼セラミック歯の寿命はどのくらい?

 

セラミック歯を始めとした装置の寿命は、一概に語ることが難しいです。なぜなら、患者さまの歯の状態や口腔ケアの状況、施術を担当した歯科医師の技術によってセラミック歯の寿命は大きく変動するからです。そのことを前提にセラミック歯の寿命について言及すると、「10年以上持つ」という表現になります。大切に使っていれば15年、20年と寿命を延ばすことも難しくはありません。

 

▼セラミック歯の交換の目安は?

 

では、「セラミック歯が寿命を迎える」とは一体どのような状態なのでしょうか?それがわからなければ、セラミック歯の交換の時期も明確になりませんよね。

 

◎セラミック歯が割れた・欠けた

 

セラミック歯は、経年的な摩耗が起こりにくいため、10年使っていても形に大きな変化が現れません。けれども、衝撃に対する抵抗力は低いことから、転んで顔面を強打したり、極端に硬い食べ物を噛んだりした際に割れる、あるいは欠けることがあります。そうなるとセラミック歯を交換しなければなりません。もちろん、見た目や噛み合わせに支障をきたさないような割れ方・欠け方であれば、継続して使い続けることも可能ですが、多くの場合は、セラミック歯が寿命を迎えたものと考え、新しいものに交換します。

 

◎セラミック歯の中で虫歯が再発した

 

セラミック歯は、歯質との適合性が高いので、銀歯やレジン歯よりも虫歯が再発しにくくなっています。それでもセラミック歯の状態によっては二次虫歯が発生することもあります。歯の中に生じた虫歯は詰め物・被せ物を装着したまま治すことはできないため、セラミック歯を交換することになります。

 

◎歯との適合が悪くなった

 

セラミック歯を被せた当初はぴったり適合していても、歯並びや噛み合わせが変化したり、歯周病によって歯茎や顎の骨が下がったりするとズレが生じます。セラミック歯が歯質とぴったり適合していない状態はとても危険なので、新しい被せ物に交換しなければならなくなる場合も多々あります。これもセラミック歯の寿命といえるでしょう。

 

◎セラミック歯が劣化した

 

セラミックは経年劣化の少ない材料ですが、それでも長く使っていく中で摩耗や変色が起こります。そうした変化が許容範囲を超えた時、セラミック歯は寿命を迎えたと言えるでしょう。その点は患者さまと歯科医師と相談しながら判断していくことが大切です。

 

▼まとめ

 

今回は、セラミック歯の寿命と交換する目安について、たかはし歯科医院が解説しました。セラミック歯の寿命は長く、10年以上持つのが一般的です。それでもケアの状況や取り扱いが悪かったりすると、比較的早くに寿命を迎えることもあります。セラミック歯が寿命を迎えた場合は、速やかに新しい詰め物・被せ物に交換しましょう。適合の悪い人工歯にはデメリットしか存在しません。