セラミック歯は、比較的高い治療費がかかるため、経済面がネックとなっている場合も珍しくありません。もう少し安ければセラミック歯を選択できるのに。そんなお悩みを抱えている方には「医療費控除」の利用をおすすめします。
▼セラミック歯は医療費控除の対象となります
セラミック歯による治療でかかった費用は、ほとんどのケースで医療費控除の対象となります。審美性の向上だけを目的とした治療の場合は例外ですが、セラミック歯の治療ではほぼすべてのケースで機能性の回復も目的とするため、医療費控除の対象外となることはまずないでしょう。
▼セラミック歯の費用はどこまでが対象?
セラミック歯による治療を受けた場合、医療費控除の対象となるのは人工歯の費用だけではありません。カウンセリング・検査・診断・交通費なども医療費控除の際に申請できます。ただ、交通費に関してはバスや電車といった公共交通機関を利用した場合に限りますので、その点はご注意ください。
▼医療費控除の申請の流れ
医療費控除は次の流れで申請します。
◎必要な書類をそろえる
医療費控除を申請する場合、まずは以下の書類をそろえましょう。
・医療費控除の明細書
・医療通知書
・確定申告書
・源泉徴収票
・マイナンバー
医療費控除の明細書は、国税庁のホームページからダウンロードできますので、各自でプリントアウトすることになります。プリンターなどが使えない環境にある場合は、お近くの税務署で配布を受けてください。
◎書類に記入する
医療費控除の明細書の記入方法は、国税庁に見本がありますのでそちらを参考にしてください。確定申告書の記入方法に関しても、疑問点があればお近くの税務署にお問合せください。基本的には通常の確定申告と変わりはありません。
◎税務署に書類を提出する
医療費控除の申請は、確定申告と同時に行います。毎年2月16日から3月15日の1ヵ月間は、税務署に専用窓口が設けられますので、そちらに書類を提出しましょう。記入内容に不安な点がなければ、わざわざ税務署まで足を運ぶ必要はありません。確定申告および医療費控除の申請は、郵送やe-TAXでも受け付けています。
◎還付金の受け取り
確定申告および医療費控除の手続きが正常に進められると、1~2程度で還付金が振り込まれます。申請の際に提示した口座への振り込みをご確認ください。
▼セラミック歯の医療費控除はどのくらい還付される?
セラミック歯の治療にかかる費用は、ケースによって大きく異なります。自費診療でハイブリッドセラミックを1本入れた場合とオールセラミックを複数本入れた場合とでは、総額で数十万円の違いが出てくることでしょう。また、医療費控除で還付される金額は、1年間に支払った医療費の総額によって決まるものなので、セラミック歯ならいくら返ってくるとはなかなか言いにくいです。セラミック歯の治療に数十万円の費用がかかった場合は、数万円くらい、還付されることも珍しくありません。
▼まとめ
今回は、セラミック歯の治療にかかった費用の医療費控除について、たかはし歯科医院が解説しました。セラミック歯はやや高い費用がかかる治療ですが、医療費控除を利用することで経済的負担を減らすことができます。そんなセラミック治療における医療費控除についてもっと詳しく知りたいという方は、お気軽に当院までご相談ください。